命日(仮)

こんにちは、ユウスケです。

Tさんについてひとり語りです。

以前ここで書かせていただいたTさんの命日は1月末です。 特殊な状況で亡くなった為、正確な日時はわかりませんが、僕は1月末と聞いた情報を信じて今日だと思ってます。

亡くなった事を知った2020年9月7日から、約5ヶ月間が経ちました。できるだけ前を向こうと頑張っています。 以前より、悲しみの感情は癒えたように思えます。でも、まだ寂しさや虚しさ、そして未だに整理できていない感情が少しだけ残っています。 当時は無意識に湧き上がってくる悲しみや寂しさでいっぱいでしたが、今は大丈夫です。 ネガティブな感情は出てほしくないけど、その事は忘れたくない。といった感じ、なんて表現していいかわからない変な感情ですよね。

あれから毎朝、手を合わせています。 挨拶だったり、近況報告だったり、願いだったり、お礼だったり色々話しています。今日は命日(仮)なのでいつもより長めに手を合わせました。 神様でもないのに「願い」というのはおかしいかもしれませんが、Tさんだったら何でも聞いてくれそうな気がするんですよね(笑) 子供の頃、おばあちゃんの家には仏壇があり、毎朝おばあちゃんはご先祖さまに手を合わせていました。 当時の僕は、その感情がわかりませんでしたが、今ならわかります。これを成長というのか何なのか。

Tさんに関する記事で「お酒」「麻雀」というキーワードが多く出ていたと思います。 あれから、以前と比べお酒を飲む機会が減りました。お酒や飲み会が嫌いになったと言う訳ではありません。 今はまだ、Tさんと言えばお酒が好き!という思い出と、死因が合わさって「お酒」というキーワードがモヤモヤするからという理由。 料理して晩酌するのは楽しいんですけどね。きっと頭の中で「お酒」と「Tさん」が強く紐づいてるのでしょう。

麻雀はほとんどやっていませんでした。理由は「Tさん」を思い出してしまうから。 もうこれだけは切っても切れない感情なんですよね。師匠であり、仲間であり、目標だったので。 思い出せば悲しくなるしかなかったので逃げていました。ですが最近はまたネット麻雀をしてみようかなくらいの感情にはなってきています。 コロナの影響もあり、本物の牌を握らなくなって1年以上、ネット麻雀も約半年くらいしていない状態。多分、今の僕はカモです。 おそらく、感覚とキレが戻るまで毎日3時間くらい打って、1~2ヶ月かかるでしょう。 またネット麻雀でランキング1位を目標に少しづつはじめてみようと思います。 そして、とある人がきっかけでそうなったらいいなという叶えたい願いが一つ出来ました。 これは自身の努力で達成できる事ではないので叶った時に記事にしたいと思います。

Tさんの命日(仮)の話と、自身の感情の動きを記事にしました。 ここまで読んでいただきありがとうございました。

ご挨拶

f:id:yu_suke0512:20201231205822p:plain

ご無沙汰しております、久しぶりの投稿です。

年の瀬、皆様はいかがお過ごしでしょうか。2020年も残り数時間になりました。 2020年は新型コロナウィルスの影響でこれまで味わった事のないような体験や経験をした方が多いと思います。 未だにおさまる兆しはなく、各国で大変な状況ですが、無事年末を迎えられたことを感謝しています。

個人的にはたくさんの出会いがあり、色々な刺激を受け、自分の新しい面に気づけた良い年だと思っています。

今年を振り返ると…

1月 仕事が多忙、年末のイベント疲れが出る
2月 引き続き仕事が多忙、寒いから外でない、コロナの影響で神経質になる
3月 コロナの影響を鑑みて、リモートワークを提案、提案が通る、準備大忙し
4月 リモートワーク開始、お家パラダイス
5月 引き続きお家パラダイス、キャスを始める
6月 オンラインでの交流が増え友人が増える
7月 ディスコード卍、ヒヨコを育て始める
8月 ヒヨコが鶏になる、友情より愛情卍
9月 ブログ開設
10月 ブログを書き始める、switch購入、テトリスおじさん爆誕、ブロックは友達
11月 あつ森にハマる、化石集めと住人厳選に夢中
12月 「Among Us」にハマる、疑わしきは罰せよ

2021年は、体づくりや勉強をして自分に投資する年にしたいと思ます。

それでは、よいお年を!

f:id:yu_suke0512:20201026171902j:plain

こんにちは、ユウスケです。

今日は、自分が好きな言葉「縁」について、僕の思う事を書きます。 皆さんは「縁」と聞いて何を思い浮かべますか?

  • そのようになる巡り合わせ。

  • 関係を作るきっかけ。

  • 血縁的、家族的な繋がり。

  • 人と人との関わり合い。

ざっと並べるとこんな感じだと思います。僕はこの中で「そのようになる巡り合わせ」が一番好きです。僕が思う縁とは「出会う」だけではなく、その後の付き合いの中でお互いの信頼関係や受容度などある程度のハードルをクリアし、自然に出来上がった良い関係性を縁だと思っています。

僕は縁を感じた関係はかなり大事にします。大事にしたいのでその人に対しての尊敬や、自分のリソース(お金や時間)の出し惜しみをしません。縁が無いなと思ったらスパっと切ります(最初からの場合もあるし、途中からの場合もあります)。生きてる人の数だけ感性があるので、全員と良い関係になる事は不可能だと思っているからです。

たまに打算的な考えや、一方通行の感情で人と無理に繋がろうとする人がいます。気持ちは分かりますが、それは大変な事だと思います。何故ならいくら念じても人の意志は変えられないから。背中を見せることで影響を与える事は出来るかもしれませんが、変わる変わらないはその人次第。自分の意志で変えられるのは自分だけです、これは絶対だと思っています。どうにもならない事に対して四六時中、思考や体力を使う。そんな事していたら辛いし苦しいですよね。これを無意識にしている人は精神ゴリゴリ削られてメンがヘラになります。みんな仲良しが一番良いのは分かっています。でもそれは誰かが無理をして成り立っている関係性かも知れません。

人間関係でモヤモヤしている方は自分の感情をよく観察して、一度向き合ってみてはいかがでしょうか。いい縁だけを集めると好きな人だけが周りに集まるので、幸福度がアップすると僕は考えています。

終わり

最後に

皆様、いかがでしたでしょうか。

約2週間に渡り、Tさんとの思い出を手短に書きました。100%自己満足のアウトプットです。ご容赦ください。 僕の尊敬する人の話や、亡くなった人の話を聞いても面白くないと思いました。死に関する話題が嫌いな方もいるでしょう。 それでも不特定多数に対し発信した理由は以下です。

  • 今の感情や感覚を文章で残したかった

  • 僕のバックボーンを伝えたかった(Tさんを自慢したい)

  • 向き合うため

今の感情や感覚を文章で残したかった

これは単純に今の感情や想いをアウトプットしたかった、という理由です。 文章に起こすことで『今より客観視できるかも』、『感情の変化があるかも』というテストも含んでいます。 いつか見直したとき、自分がどの様に感じるか楽しみです。

僕のバックボーンを伝えたかった(Tさんを自慢したい!)

全部書くことは出来ませんでしたが、『こんな格好良いアル中のおじさんが居たんだぜ!』という自慢です。 Tさんはイケメンじゃないのに格好良いんです、普段ふざけてるのに決める時は決める。男気の塊。そりゃモテるよなって今も思います。 僕の人格や性格のベースはTさんが大きく影響しています。「自分がダサいと感じる事はするな、自分が格好良いと思ったことを人にしてやれ。」と教わりました。 意識してますがなかなか難しい。思い出話を読んで少しでも僕と似ているなと感じる部分があれば嬉しいです。

向き合うため

特殊な状況で亡くなり、お線香をあげる事すら叶わず歯痒い思いをしました。 自分の中で区切りがつかずこのままでは前に進めないと感じた為、ブログという形で思い出と想いを書きました。

今回学んだ事は、『記憶に残るような人になろう』です。 生きていく上で大事な事は色々あります。仕事や趣味、お金もパートナーも大事。 それよりも人の記憶に残る人物になるって凄いな、と感じました。もちろん良い記憶で。嫌な記憶は誰も振り返ってくれませんからね。

一部のフォロワーさんにはお世話になりました。辛い時期に話を聞いてくれた方、気分転換に遊びに付き合ってくれた方、本当にありがとうございます。 僕は義理堅いのでこれからに期待してください。

終わりに

これでTさんの話は、終わりです。 読んで頂いた方、本当にありがとうございます。 稚拙な文章ですが、今書ける自分の想いや熱量を文章に乗せたつもりです。

Tさんへ

f:id:yu_suke0512:20201022123538j:plain

お元気ですか?暖かい場所で過ごしている事を願います。

ここ数年、まともに遊べませんでしたね。体調が悪かったので仕方のない事ですが、もう一度、一緒に麻雀をしたかったです。今なら少しは勝てると思います。

今年の9月7日、Tさんが亡くなったと知らせを受けた時の衝撃が忘れられません。1ヶ月以上経った今も、頭から離れず胸が痛みます。 一人で寂しくなかったかな?苦しかったかな?もっと会いに行けばよかった。色々な気持ちが溢れました。 正直、悲しくて、悔しかったです。元気になったTさんと遊びたかった、一緒にお酒を飲みたかった、話をしたかった。 そんな願いはもう叶わない事がとても残念です。

出会ってから20年以上、沢山の事を学ばせて頂きました。 まだまだTさんに遠く及びません、これからも頑張ります。

キリンラガーとセブンスターが好きなTさん。 麻雀が強くて、バイクが好きで、ヘビメタが好きで、料理が上手なTさん。 とても優しく、友人として、時には親父の様に接してくれて嬉しかったです。 ありがとうございました。

ゆうすけより

背中

f:id:yu_suke0512:20201021011027j:plain

前回の続き。

年末に再入院してしまったTさんは、その後も入退院を繰り返していました。大型連休にあった集まりはお見舞いに変わり、僕は少しでも入院生活に退屈しないようにと差し入れを持ってTさんの顔を見に行っていたのを覚えています。 小型のテレビ、ラジオ、ゲームや日用品等、色々持参してみましたが、その中でもテレビは特に喜んで貰えました。個室のテレビは別途お金が掛かるようだったので。

翌年の3月。 退院したTさんは、自宅ではなく施設に引っ越したと聞き、僕は様子が気になり1人で会いに行ってみることにしました。

僕「ご無沙汰しています。体調どうですか?」

Tさん「前よりは調子良いよ。それより、しょっぱい物食べたい。」

僕「近くにモスありましたよ、行きます?」

Tさん「行こう!テリヤキバーガー食べたい。病院の飯は薄味で不味いんだよ。」

——『タバコもお酒も禁止だけど、ハンバーガーくらいはいいよね。』僕は、小柄になったTさんを見ると胸が苦しくなりました。

僕「まぁ、健康のためですからね。(笑)」

Tさん「タバコ1本くれよ。」

僕「駄目ですよ。(笑)しかもアイコスですよ?」

Tさん「じゃあいいや。(笑)」

僕「あの信号渡って右に曲がったらモスですよ。」

Tさん「ごめん、ちょっとゆっくり歩いてもいいか?」

僕「大丈夫ですか?ゆっくり行きましょう。」

——『足、痛いのかな?』

僕「すぐ赤に変わらないと思うけど、信号は気を付けましょう。」

Tさん「悪いな。」

僕「次、青になったら行きましょうか。」

モスバーガーに到着。 平日のモスバーガーは空いていて、他にお客さんはいませんでした。

僕「あそこの4人席に座って待っていてください。単品にします?セットにします?」

Tさん「セット。飲み物はコーラがいいな。」

僕「分かりました。」

僕は、Tさんと同じセットを注文し、席に運ぶとTさんは嬉しそうにテリヤキバーガーにかぶりつきました。

僕「どうですか?久々のジャンクフードは。」

Tさん「美味い!(笑)」

僕「よかった!(笑)」

Tさん「皆、元気してるか?」

僕「Aは営業に転職して大変そうです。おデブちゃんは朝が早くて時間が合わないですね。」

Tさん「そうか。お前は最近どう?」

僕「僕は普通ですかね。特に変わったことは無いです。あ、この間ネット麻雀で1位獲りましたよ。」

Tさん「凄いじゃん。お前やってるの〇〇だろ?強くなったなー。」

僕「半月の間だけでしたけどね。(笑)元気になったらまたやりましょうよ。」

Tさん「しばらくやってないからな、前みたいに打てるかな。」

僕「Tさんだったらすぐ勘が戻りますよ。」

T「それより聞いてくれよ!病院の看護師さん酷いんだぜ。」

僕「何かあったんですか?」

Tさん「俺がエレベーターの前に立ってると、1Fまで付いて来て抜け出さないように見張ってるんだよ。」

僕「それはTさんが脱走するからじゃないですか。(笑)どうせ隠れてお酒飲んでたんでしょ。」

Tさん「まーな。(笑)」

僕「しばらくは医者の言う事をちゃんと聞いて、療養してください。何かあったら僕は嫌ですよ。」

Tさん「わかったよ。(笑)この後、買い物付き合ってくれよ。マグカップとか日用雑貨が欲しい。」

僕「いいですよ。」

モスバーガーを出たら、百均に向かう事にしました。 Tさんの足取りは重く、まだ全快では無いのだろうと感じ、また胸が苦しくなりました。 買い物を終えた後、近くの商店街を散策してこの日は解散。 僕はTさんを施設まで送るつもりでしたでしたが、止められてしまいました。

Tさん「ここまでで大丈夫だよ。荷物一人で持てるし。お前が思ってる程弱ってないから安心しろ。」

僕「でも…。」

Tさん「もう夕方だし、これから寒くなるから早く帰れ。(笑)今日はありがとうな。」

僕「分かりました。何かあったら連絡ください。」

Tさん「おう、じゃあな。」

僕は、Tさんが無事に信号渡った姿を見届けてから駅まで歩き始めました。 『Tさんの背中小さかったな…。これからどうなるんだろう。』これまでに無い不安な気持ちが込み上げて来ました。

3月の夕暮れなのに、寒さを感じませんでした。

終わり

人情

前回の続き。

年明けに入院してしまったTさんですが、半年間の療養で無事回復。僕は胸を撫で下ろす気持ちでした。 但し、お酒は禁止。

それからは、純粋に食事を楽しんだり、ハマっているバンドや麻雀の話で以前と変わらず盛り上がりました。

Tさん「酒飲みたい。」

僕「駄目ですよ!」

Tさん「分かってるよ(笑)」

僕「まー気持ちもわかりますけど。」

T「お前、本当に面倒見いいな。」

僕「それはTさんでしょ。」

Tさん「しかし、この集まりもそうだけど、僕との付き合いも長いな。」

僕「高校生からですからね(笑)」

Tさん「もう、息子みたいなもんだな(笑)」

僕「そうですね(笑)」

Tさん「お前は、結婚しないの?」

僕「いつかするんですかね?わからないですけど。」

Tさん「そういうのも悪くないかもなって、最近考えるようになってさ、本当嫌になるわ(笑)」

——僕はこの時、以前と比べ丸くなったTさんに対し、驚きを隠せませんでした。

僕「病気とかすると人間心細くなるもんですよ。そういう感情もたまには良いじゃないですか。僕は尖ったTさんも好きですけど。」

Tさん「今度、皆で温泉でも行くか。」

僕「いいですね!企画します!」

ですが、この年の年末、Tさんの容体が悪化し再度入院する事になってしまいます。残念な事に、温泉旅行の企画が叶う事はありませんでした。 Tさん隠れてお酒飲んじゃうんだもん!!

続く